開業しようと決めたのは良いが、準備や手続きに戸惑う日々が続いています。
まず困ったのは名称です。最初に「氣仙治療院ではどうか」と保健所に電話して事前相談したところ、「治療院」を使うのであれば「施術の内容が分かる名称、例えば◯◯マッサージ治療院とかが望ましいです」と言われました。
しかし、行う手技はマッサージだけでないし、マッサージ治療院とするとかえってお客さまは混乱するのではと思いました。
「手技療法」の業界は本来、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師、柔道整復師ら法律にのっとって資格を得た人が従事するというのが建前なのですが、現実にはそうはなっていません。
ちまたには、治療院、リラクゼーション、マッサージ、リフレクソロジー、整体院、カイロプラクティックなどの看板があふれ、国家資格を持っている人もいない人も手技療法に従事している人は大勢います。
前文部科学相が通っているヨガスタジオで無許可でマッサージが行われていたことが数カ月前に報じられましたが、法律上、罰せられたという話は聞きません。つまり、手技療法の業界は玉石混交、混とんとしているのです。
今年9月に厚生労働省医政局にそのあたりの事情を聞きに行きました。それによれば、混とんの始まりは、昭和35年の最高裁判決にさかのぼります。体に害がなければ手技療法には「職業選択の自由」があるとする判決があったので、その後、免許がある無しに基づく取り締まりが難しくなったそうです。その結果、「マッサージもどき、手技もどきが、マッサージとその類似行為として認められることになった」そうです。
その一方で、免許を持っている側への規制が強まっているのも確かです。業界の無秩序な状態をなんとかしたいと厚生労働省は今年5月に「あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師等の広告に関する検討会」を立ち上げました。業界団体や広告業界、学者ら有識者らで構成する検討会で議論し年度内に答申を出す予定だそうです。
検討会は11月までに4回開かれていて厚労省のホームページで内容について知ることができます。基本的には「施術の中身が有資格者と無資格者と区別できないのだから、有資格者の看板の名前を統一していこうという発想」が根本にあります。
つまり、国家資格を持っているところは、あん摩マッサージ指圧の用語がどこかに入る形での〇〇治療院、それから〇〇接骨院、〇〇鍼灸治療院というように看板の名称を徐々に統一していき、無資格者と区別していこうという発想です。そうすることで、一般の方々が一見して国家資格の有無を判断できるようにしたいそうです。
とはいえ、検討会の内容を見ると免許取得者の広告事項を拡大していこうという意見に対して、健保組合とか地方自治体からは適応症を掲載すると不正請求につながるので時期尚早と言う声が出ていたりして、意見集約はなかなか難しそうです。
また、 私などは整体という言葉を字のごとく「体を整える」という意味で使っていますが、お役所的には、保健所に無届けで営業している事業主が使っている用語という認識が強いようです。
そして「整体を手技の内容で定義するのが難しいので、看板(名前)で区別する」という方向に流れているような気もします。
さて、何度か保健所とのやり取りを経て私の「治療院」の正式名称は「あん摩マッサージ指圧 氣仙長生治療院」に落ち着きました。
ちなみに、数ある候補の中の一つだった「氣仙あん摩マッサージ指圧治療院」という長い名前については、周りの施術家仲間や友人、家族らから一様に否定的意見が寄せられました。
名前が長い、ネット上での検索には不利、なぜ卒業した長生学園の「長生」を付けないのか、長生で検索する人も多いはずなどの意見です。
また、保健所に届出などせず整体院で開業した方が広告も自由で集客に有利などの意見もありました。手技に自信がある先生の中にはあえて保健所に届出を出さず、整体院として営業している方も少なくありません。
しかし、先日お会いした先輩の先生は、検索サイトのヤフーから治療院の名称を使うなら保健所に届け出るように要請されたそうです。先生は長年、無届けで◯◯治療院の名前で営業していました。
私がこれから漕ぎ出す手技療法業界はこのように視界不良です。でも、自分の「治療院」を持ちたいという長年の夢をかなえるべく前に進みます。
どんな「治療院」にしたいのかと問われれば、「未病を防ぐ」をモットーにしていきたいと答えたいと思います。
未病とは「西洋医学的には病気とはいえないが、本人は何らかの体の不調を感じていて健康とも言えない状態」のことです。そうした半健康的な「未病」の段階で体の不調を改善して重篤な病気の予防を図っていきたいというのが願いです。
特に、「働くサラリーマンの健康サポート」がテーマです。仕事帰りに施術を受けて、すっきり元気を回復して、美味しく晩御飯が食べられる。そして翌日の仕事に備える。翌朝スッキリ起きられる。
家族の土台は働くお父さん、お母さんの健康であり、その健康維持をサポートし、病気予防・メンテナンスを行う。それを氣仙治療院の存在価値、役割としていきたいと思っています。
別途施術料はかかります
当院の特徴は、痛みやしびれをとる即効性ある施術です。
そして、ご来院いただいた方にセルフケアの方法を徹底してご指導しています。
別途施術料はかかります
当院の特徴は、痛みやしびれをとる即効性ある施術です。そして、ご来院いただいた方にセルフケアの方法を徹底してご指導しています。
営業時間:10:00〜14:00/16:00〜20:00
定休日:水曜・日曜・祝日(完全予約制)
千葉市稲毛区の五十嵐清司様
氣仙長生治療院さんは悪いところを見つけ出し根本的に改善してくれます。今は定期的なメンテナンスで再発を予防しています。
千葉市稲毛区の石坂利恵様
知人にも、ぜひ氣仙長生治療院さんをお勧めしたいです。今後ともよろしくお願いします。
〒263-0031
千葉県千葉市稲毛区稲毛東
3-16-4 スプリングスクエア 501
JR総武本線稲毛駅西口から徒歩2分
京成稲毛駅から徒歩8分
午前10:00~午後 2:00
午後 4:00~午後 8:00
(完全予約制)
水曜・日曜・祝日