あごの痛み（顎関節症）

あごが痛くて、食べづらい、話しづらい。こんな症状が続くとイライラや不安が募るばかりです。

顎関節症の症状には

①開口障害

②クリック音

③あごの痛み

④関節の変形

⑤頭痛や首肩痛などのあごの周囲の痛み

などがあります。

顎関節は体の中でもっとも使用頻度が高い関節です。1日に2000から3000回動かされると言われています。

人差し指から薬指までの指３本が縦に入らない状態なら開口障害が疑われます。あごの関節部分がずれたりゆがんだりしていることが原因です。

口を開けるとカクカクという音がするのがクリック音です。あごの関節には関節円板という軟骨があるのですが、それが頭の骨に引っかかってしまうことによってクリック音がするのです。

さて、こうした状態が長く続くとあごだけでなく、その関節部分に付着している顔の筋肉が引っ張られ硬くなるなどして耳やほっぺた、こめかみなどにも痛みが出て来ます。顔がゆがむこともあります。そして、さらに症状が広がって頭痛や首痛、肩痛まで引き起こされてしまいます。

ところで、あごにこうした違和感が生じた時に、皆さんはどこに行きますか。歯科、耳鼻科、口腔外科、整骨院、整体？迷いますね。

おそらく、多くの方は、かみ合わせの改善やあごの改善、歯ぎしりの改善は主に歯科医の仕事と考えるでしょう。でも、実はあごに関わる症状のそもそもの原因を探っていきますと、骨盤や背骨のズレに行き着くことが少なくありません。

これまでの方法であなたのあごの不調が良くならなかったのはなぜでしょうか。それは、何が原因であごが痛くなっているのかを突き止めて、的確なセルフケアや施術を行っていないからです。

当院ではまず体全体の動きをみる詳しい徒手検査を実施しています。

その上で、即効性のある手技による骨盤と骨格の調整と、セルフケアの方法を徹底してお教えしています。主要な手技はAKS療法といい、関節の可動域や機能を改善する治療法です。主に胸郭を構成する肋椎関節と骨盤を構成する仙腸関節です。この二つの関節を微小な力で刺激することによって関節の機能を瞬時に高めることができます。

また、体の主要な関節についている筋肉の使われ方を見ていくことで、使いすぎてオーバーワークになっている筋肉とあまり使われていない、いわゆるサボり筋を特定します。その上で、サボっている筋肉を鍛える施術を行います。

関節の痛みは本来関節を守るべき筋肉が働かないことによって起こります。一方で、同じ関節に付いている別の筋肉が頑張って働いてくれます。しかし、その状態は長くは続きません。頑張り過ぎの筋肉はオーバーワークとなり、骨と骨をつないでいる腱や靭帯に大きな負荷がかかってしまいます。その結果、関節がずれたり、捻れたりして炎症が引き起こされ、痛みやしびれが生じてしまいます。

ですから、関節についている筋肉の働き方がアンバランスにならないように、サボり勝ちな筋肉を鍛え直せば、痛みやしびれをとることができるのです。関節を守る筋肉を鍛えることで再発防止を目指せます。

特にアプローチするところは、肩と肩甲骨周りの筋肉で、肩甲下筋、上腕三頭筋、菱形筋、前鋸筋です。そして、この４つの筋肉を均等に鍛えるセルフケアの方法をお伝えします。

あごの痛みから解放されたご自身を想像してください。あなたは、おいしい食事やお友達との会話をストレスなく楽しむことが出来るでしょう。また、トランペットなどの楽器演奏も苦もなくできます。

たとえ、高齢になっても決してあきらめる必要はありません。あごの痛みを根本から治すことでそれまでの人生に匹敵する「黄金の30年」を楽しむことができるのです。

是非、氣仙長生治療院の施術を体感してください。