2020/11/05
仕事で太ももがいつも疲れているあなたへ

毎日平均１万５０００歩以上歩く、外回りがお仕事の方が来院されました。

来院の理由は「今年７月ぐらいから、両足の太ももがだるい。左の足首を曲げて、足を前に出す時に違和感。足首から先の動きがヘン」ということでした。

この４カ月間に整形外科、脳神経内科、総合心療内科と立て続けに受診されたそうです。その結果はどこでもレントゲンやMRIの検査で異常がなく「原因は分からない」というものでした。

しかし、その間にも太ももの症状はドンドン悪化して行きました。

この方への当院のアプローはもちろん整体です。当院での検査結果は「股関節の動きが悪く、太ももの前と外側の筋肉がパンパンに張っている」です。つまり大腿四頭筋（大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋）と大腿筋膜張筋がかたくなっていました。

これは、大腿四頭筋が頑張り過ぎている一方で、股関節から膝までをつなぐ内転筋群（大内転筋、長内転筋、短内転筋など）がサボっている状態です。また、太ももの後ろ側にあるハムストリングスという筋肉のうちの内側ハムストリングス（半腱様筋、半膜様筋）もサボり気味でした。

内転筋がサボるとどうなるか？とりあえずは内側ハムストリングスが頑張ります。しかし、内側ハムストリングスも疲れすぎると、かたくなってお休みモードに入ってしまいます。この太ももの内側の２つの筋肉が共にサボるとどうなるでしょうか？。それは太ももの前側と外側の筋肉が頑張るしかなくなるのです。

別な言い方をすると、膝を曲げる筋肉の内側ハムストリングがサボって弱っていると、膝を伸ばす大腿直筋が頑張るようになり、膝が伸びた状態で歩くというへんなクセがついてしまいます。

だから「太ももが疲れてだるく、歩き方も『変な感じ』になっていたようです。

これに対する当院の具体的な施術法一番手は、JTAフラッシュリプロ療法という関節トレーニング法です。端的にいえば、サボり筋を鍛えて、筋力のアンバランスな状態を正して症状を改善される施術とセルフケアです。

幸いなことに、この方は２度の施術で太ももの疲労感が取れ、歩き方も改善してきました。これなら、ドンドン良い結果が期待できそう。私もとてもうれしいです。