「聞いてください。お腹に毎日、自分で注射するなんて私は嫌です」。70歳代の女性のお客さまの開口一番の訴えです。
詳しくお話をお聞きしたところ、骨粗しょう症と診断され、その治療法としてお腹の皮下への注射を勧められたそうです。
糖尿病でインスリンを自分でお腹に注射する治療法があるのは知っていましたが、骨粗しょう症でも自己注射するタイプがあるのを初めて知りました。
骨粗しょう症とは、骨が弱くなって骨折するリスクが高くなる病気です。骨は体の中で常に、古い骨が壊れる一方で、新しい骨が造られる骨代謝が行われています。この「壊れる」と「造る」のバランスが取れていると骨量は減らないのですが、加齢とともに壊れる方が多くなっていきます。特に女性は閉経後、骨が壊れるのを抑制するエストロゲンという女性ホルモンが急に減少するので骨粗しょう症になり易いとされています。
このお客様は当院に来る数日前に整形外科で骨密度の検査をされたそうです。骨密度とは単位体積あたりの骨量のことで、骨量とは骨に含まれるカルシウムなどのミネラル量のことです。そして、検査の結果、太ももの付け根の大腿骨頭部、腰の骨の腰椎部ともに70%未満だったそうです。
骨密度は22歳から44歳までの女性の骨密度の平均値を基準にして、その80%以上あれば「正常」、70%以上80%未満までを「骨量減少」、70%未満を「骨粗しょう症」と分類されます。そのため、この女性は骨粗しょう症と診断されたのです。
骨粗しょう症の治療薬には骨の壊す力を抑える骨吸収抑制薬と、骨を造る力を高める骨形成促進薬の2種類。お医者さんは、この女性に後者の骨形成促進薬を勧めたようで、副甲状腺ホルモン薬のようです。女性はもともと大の「注射嫌い」。「どうしても必要なら飲み薬を選択したい」と強く語っていました。
さて、当院での骨粗しょう症への対応はもちろん、体のバランスを整える施術とセルフケアをお伝えすることです。骨盤、骨格のゆがみやズレを調整して、体のバランスを整えると、筋肉と神経の働きが正常になるので転倒のリスクを減らせます。
その上で、まず、お伝えするセルフケアで筋力をつけることです。体は放っておくと使い易い筋肉だけを使っていますので、お客さまのサボっている筋肉を把握し、そのサボり筋を鍛える体操をお教えします。そうすると体の動きが格段にスムーズになります。
そして、体操で骨密度を強化します。骨はある程度の負荷を与えることで造られるので、運動は骨を丈夫にするために欠かせません。特に良いのは「かかと落とし」です。
当院では多くのお客さまにこれを勧めています。やり方は簡単です。背すじを伸ばして、肩幅に足を開き、若干膝を曲げて、リラックスして立ちます。両手も脱力してダラリと下げます。そして、両足のかかとを同時に上げて、同時にストンと床に落とします。かかとに「衝撃」が伝わります。その時、両手首もブラブラと動かします。これを1回として、通常100回かかと落としをやります。
この女性には、サボり筋のセルフケアと毎日このかかと落としを100回やるようにお勧めしました。薬物療法に加えて、カルシウムを多く摂取するなどの食事に気を使うのはいうまでもないことですが、セルフケアとかかと落としもプラスすることで、どこまで骨密度が改善するか。整形外科での次の検査結果が、楽しみです。
別途施術料はかかります
当院の特徴は、痛みやしびれをとる即効性ある施術です。
そして、ご来院いただいた方にセルフケアの方法を徹底してご指導しています。
別途施術料はかかります
当院の特徴は、痛みやしびれをとる即効性ある施術です。そして、ご来院いただいた方にセルフケアの方法を徹底してご指導しています。
営業時間:10:00〜14:00/16:00〜20:00
定休日:水曜・日曜・祝日(完全予約制)
千葉市稲毛区の五十嵐清司様
氣仙長生治療院さんは悪いところを見つけ出し根本的に改善してくれます。今は定期的なメンテナンスで再発を予防しています。
千葉市稲毛区の石坂利恵様
知人にも、ぜひ氣仙長生治療院さんをお勧めしたいです。今後ともよろしくお願いします。
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