2021/03/02
体を鍛えているのに不調なのはなぜ？

「スポーツジムに通っているのに腰がつらい」「毎日ストレッチ体操をやっているのに肩や背中が痛い」

そんな訴えで来院される筋肉隆々のお客さまが少なくありません。皆さん、「カラダを鍛えているのに、かえって体調が悪くなるのはなぜ？」という疑問を抱いています。

こうした疑問は当然ですよね。よく分かります。「いったい何が正しくて、何が間違っているの」というわけです。その結果、インターネットの検索を繰り返して、しまいには迷路に陥ってしまいます。

そういう皆さんに対する説明はズバリ、「サボっている筋肉があるから」です。カラダを鍛えても、ストレッチ体操をしても多くは複数の筋肉を同時に働かせるために、頑張っている筋肉とサボっている筋肉に分かれてしまいます。頑張っている筋肉がさらに頑張り過ぎれば痛みが伴ってきます。その一方で、サボっている筋肉はそのまま寝ています。

ですから、サボっている筋肉を特定してそれを個別に鍛えれば、サボっている筋肉が「よし頑張ろう」と働き始め、頑張っている筋肉は「ちょっと休める」と力を緩めることができるので、痛みが消えていくのです。

例えば、ストレートネックで首や肩がつらい場合、小胸筋や斜角筋がパンパンに張って頑張っているなら、サボっている前鋸筋を鍛えます。

また、洗濯物が干しづらいなど腕を上げづらく、肩甲挙筋が硬く張っていて首がまわしづらければ、背中の菱形筋を鍛えます。

そして、来院した方々にはセルフケアをお伝えします。具体的にはJTAフラッシュリプロ療法の関節トレーニングです。それによって、痛みが再発しない身体を自分で維持することができます。