「先生大ピンチです！」お客さまからの急な第一報でした。

このお客さまの症状はその2日前から左膝の真裏が痛くなったとのことでした。思い当たる原因は、体操教室で運動中に「左のふくらはぎがつったり、痙攣したりした」とのことでした。

そこで、対応策として「左のふくらはぎに強めのサポーターをして、そのまま正座したりしていた」そうです。

そうしたら、左の膝裏が痛くなって歩くのがしんどくなってしまったという訳です。

整形外科に行って、レントゲンを撮りました。膝の隙間が少し狭くなっているくらいで、原因はよく分からず、痛み止めの薬とシップを処方されたそうです。当院への連絡はそれでも改善しないためのヘルプ要請でした。

来院時の様子は、歩くのがつらそうで、左手も震えている状態。左股関節も痛いとの訴えでした。

この場合の診断は特に下肢に問題ありということです。膝の真裏が痛い場合、ふくらはぎの内側の後脛骨筋が弱っている可能性が高いです。検査をすると左の太ももの前と外側も張っていました。

施術は左右の足指と下肢の筋肉のバランスをよくした上で、上半身と首の緊張をとり除きます。最後に左の後脛骨筋の筋力強化をはかって終わりました。

お客さまは「痛くない。歩ける」。笑顔でスタスタとお帰りになりました。