「歩くのがしんどい。左眼が開けにくい」とおっしゃる患者さんが先日いらっしゃいました。

神経内科で「眼瞼（がんけん）けいれん」と診断されたそうです。左手でまぶたを持ち上げていないと目が閉じてしまう状態でした。

眼瞼けいれんはまぶたを閉じる眼輪筋という筋肉がピクピクと収縮を続けてしまい、だんだん目が自力では開けられなくなってしまう病気です。脳に原因があるとされており、病院では薬物による対症療法や手術による治療が行われています。

こうした場合の施術はどうするか。当院では体の骨盤・骨格のゆがみを整えて、筋肉のバランスを整えることに尽きます。特に頚椎のずれを矯正します。それによって脳への神経伝達や血液・リンパの流れが整い、自律神経の働きも正常化することが期待できます。その結果、目の筋肉の働きもよくなると考えています。

体の検査をすると右脚の方が細く、股関節や足首の動きに制限がある状態でした。歩くときは左足の親指が上を向いてしまいます。

首肩の痛みは中学からあったそうで、整形外科やマッサージや整体にも通ってきたそうです。

施術は下半身から上半身、最後に首を調整しました。特に頚椎の１番、２番が右にずれていました。

施術後は、左手で支えなくても目を開けていられる状態に改善しました。

「目と足が改善したら、普通の生活ができる。不安な生活を送っているのが終わる」

施術後の患者さんのお言葉でした。