「ついつい首や肩をボキボキ鳴らしてしまう。それをなんとかやめたい」とおっしゃる、お客様が通院されています。自分で首や肩、腰をひねって音を鳴らすとスッキリした感じがするそうです。

　ただ、勤めている会社で、いつも、それをやっていたため、同僚らが「そんなことしていたら、死んじゃうよ」と心配するようになって、自分でも不安を抱くようになったそうです。

当院の鏡の前に立っていただくと左肩が下がっている一方、右肩が極端に前に出ていました。また、腰を前に曲げる前屈がつらいのに腰は反り腰、股関節は左右とも外側に足を開きにくい内旋制限もありました。

当院での整体はぼきぼき鳴らすことはなく、無痛です。骨格のバランスを整えた後は、弱っている筋肉、サボっている筋肉を鍛えて、筋肉のバランスを整えていきます。また、ボキボキ鳴らす代わりに、当院がお伝えする関節トレーニングというセルフケアをやっていただいております。

そして５回ほど通っていただきましたところ、「鳴らしたいと思うほど、身体の不調を感じなくなってきた」そうです。

自分でボキボキ音を鳴らしたからといって、決して身体が矯正されて整っているわけではありません。関節を無理に動かすことでかえって、筋肉や靭帯を痛めてしまい、結果的に身体の歪みを酷くしている可能性もあります。

もちろん、正しく技術を学んだカイロプラクターの先生らが行う整体では、矯正時に音が鳴ることがあります。これは骨が鳴っているわけではなくて、骨と骨をつなぐ関節内にある関節包という袋に入っている滑液が弾ける音です。矯正を行う際に、関節包内に圧力が加わることで、気泡が発生して、それが弾けることで音が鳴ります。ですから、矯正時に音が鳴らなくても何ら問題はないのです。

自分でボキボキ音を鳴らしたくなったら、身体が歪んでいるお知らせと判断して、早めの整体をおすすめいたします。