「せっかく良くなってきたのに…」と届いた緊急メッセージ

「せっかく良くなってきた矢先に、またひどくなってしまいました」

そんな緊急のLINEを、首と肩の痛みで通院されているお客さまからいただきました。

原因は映画館での映画鑑賞。子どもから大人まで人気のアニメ映画でしたが、戦いのシーンが続いたことにより、映画の後半から肩が強く痛み出したとのことでした。

来院時の状態

ご来院いただいたときには、

• 首を右に倒すのがつらい

• 腰の左側の痛み

• 手のこわばり、頭痛
  と、全身に症状が出ている状態でした。

初来院からの経緯

この方が初めて氣仙長生治療院に来られたのは4カ月前。

整形外科では「骨や神経には異常がない」と言われたものの、首・肩の痛みは改善せず。整骨院やスポーツジムに通っても、一時的に楽になっては再発を繰り返す日々でした。

「何をしたらいいのかわからない。筋肉を鍛えるとしたら、どうすればいいのでしょう」
切実なお気持ちを伺ったのを今も覚えています。

当院で確認すると、右首の後ろから肩甲骨にかけての筋肉が盛り上がり、さらに「ホットフラッシュ」「夜中に目が覚める」といった自律神経の乱れも見られました。

施術は、

• 骨盤・骨格の調整

• 弱った筋肉の強化

• 頚椎の矯正
  を中心に行い、週1回の施術を約3カ月。首・肩のこわばりが改善し、月1回のメンテナンスに切り替えておられました。

今回の施術と呼吸法の復習

今回は映画鑑賞中の緊張が引き金でしたが、背景には自律神経の乱れがありました。
施術では全身を緩めながら整えると同時に、以前お伝えしていた「呼吸法」を一緒に復習しました。

当院がおすすめしているのは、米国アンドルー・ワイル博士が提唱している「4・7・8呼吸法」です。

4・7・8呼吸法のやり方

1. 鼻から静かに息を吸いながら、心の中で「4」つ数える

2. 息を止めたまま「7」つ数える

3. 「8」つ数えながら、口から息を吐く

仰向けでも、立っていても、歩きながらでもできる、簡単で効果的な方法です。

10日後の再来院で見られた変化

10日後に再来院された際には、笑顔でこうお話しくださいました。

「毎日、呼吸法を心がけました。まずは“4で吸って、8で吐く”だけを実践しました」

さらに、当院でお伝えしているセルフケア体操と合わせて、継続していくことを誓われました。

まとめ

今回の症例は、首・肩の痛みの背景に「自律神経の乱れ」が隠れていたケースでした。
施術とあわせて呼吸法を取り入れることで、症状の改善だけでなく再発予防にもつながります。

氣仙長生治療院では、お客さまそれぞれの体質や生活習慣に合わせたケアとセルフケアの提案を行っております。